Poten Hit Blog

べイスターズファンによる野球ブログ

WAR? UZR? セイバーメトリクスの指標超簡単なまとめ

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近年日本のプロ野球にもセイバーメトリクスの観点から選手を評価する機会が増え、メディアやネットなどでも目にすることが多くなってきました。

 

そんな指標たちを「計算式とか小難しいことはいいから何を数値化したものなのか知りたい!」といった人向けにメジャーなものだけ簡単にまとめてみました! 

[:contents]

OPS

打者の総合的な力量を示す指標です。

出塁率長打率を足しただけの単純な指標なのですが、このなかには

単打、四死球、2塁打、3塁打、本塁打、凡退それぞれ打席内容が強く関係してくるので「打率」や「打点」といった指標と比べてより打者の打撃能力が計りやすいものとなります。

 

打率が低くても四球や本塁打が沢山打てる打者のOPSは高くなります。

こういった打率だけでは計れない得点に絡む能力の高さを示せるところにOPSの意味があると思います。

 

 

UZR

同じ守備位置の他の選手に比べてどれだけ失点を防げているかを示す指標です。

こちらは相対評価なので他のチームの同ポジションの選手の成績も影響してきます。

 

  • どんな打球を(ゴロ、フライ、ライナー)
  • どの位置で捕球し
  • 捕球地点までどのくらいのスピードで達したか

 

をデータ化し、そこから

 

  • 進塁をどれだけ抑制したか
  • どれだけ併殺を完成させたか
  • 守備範囲の広さはどうか
  • どれだけエラーを防いだか

 

の観点から総合的に守備力を算出しています。

 

守備範囲が広いがゆえに打球に追いついてしまってエラー数が増える。なんてことがあってもこの指標はどういう打球をエラーしたのか?まで計算されているのでより守備貢献度が見やすい指標となっています。

(ただ完璧な指標とは言われていません)

 

WHIP

1イニングあたり何人の走者を出したかを示す指標です。

失点の割合を示す防御率と比べてより投球内容や投手の安定感がわかりやすい指標です。

平均は1.32とされていてこの数値を下回ると好投手ということになります。

(こう聞くとネットでたまに見かける4凡って割と普通のことなんですね)

 

 

WAR

その選手が試合に出ることで、控え選手が出る場合と比べてどれだけチームに勝利もたらしているかを示す指標です。

 

選手の総合能力を示しているので野手なら走攻守すべての能力が反映されます。

 

控え選手の平均を0.0とされているので、WARが5.0の選手がいればその選手は「控えの選手が出るのと比べて年間5勝分チームの勝利を増やしてくれる」という見方ができます。

 

 

 

 

まとめ

最近はヤフーのスポーツナビでも見れるようになってきているセイバーメトリクスの指標。

まだまだ細かいものはたくさんある上に新しいものまでどんどん生まれているのだとか!

いままで表に出てなかった意外な選手の貢献度などがわかると野球をみるのももっと楽しくなってきますね!