自力優勝消滅とは!2位以下消滅でマジックが点灯?【2020】
8/29(土)巨人戦に敗れた中日の自力優勝が消滅したと話題になっています。
今回はこの自力優勝の消滅とは具体的にどんな状況なのかを説明していきたいと思います。
自力優勝の消滅とは
文字通り自力で優勝することができなくなった状態のことなのですが、分かりやすく言うと、
1位の球団と残りの直接対決で全勝しても順位が入れ替わ変わるとは限らない状態のことを言います。
(※残り試合数の関係で必ずしも現在1位の球団が対象になるとは限りません)
8/29時点の巨人と中日の関係で見ると
巨人 58試合 34勝 21敗 3分
中日 62試合 27勝 31敗 4分
ここから巨人対中日の残りの直接対決10試合を一気に行い全て中日が勝ったとすると
巨人 69試合 34勝 31敗
中日 73試合 37勝 31敗
勝率で上回ったように見えますが、試合数が4つ少ない巨人が他の球団にこの4試合分全て勝ってしまえば上回ることができません。
どんなに頑張って直接対決で全勝しようが、優勝するには他のチーム同士の結果に頼らなくてはなりません。
この状態を自力優勝の消滅と言います。
可能性は低いですが他力ならまだ可能性は残っているということでもあります。
優勝の可能性が0%になった訳ではありません。
マジックナンバー点灯との関係
意外と知らない人も多いのですが、この優勝マジック点灯のタイミングというのが、
2位以下の球団全ての自力優勝が消滅したタイミングなのです。
自力優勝の可能性は他球団同士の結果によって復活もあるので、「優勝マジック消滅!」だったり「優勝マジック再点灯!」みたいなことが起こるのです。
ちなみにその時現れる数字は(2位※の勝利数+残り試合数)-(1位の勝利数+1)となります。
(※残り試合の関係で必ずしも2位の球団とは限りません)
まとめ
毎年「自力優勝消滅」のワードを聞くともうそんな時期か〜という気分になりますね。
今年は試合数が120試合と例年より少ないので、開幕からわずか2ヶ月ちょっという超スピードで耳にすることとなりました。
現在4位で借金も4とまだまだ盛り返せそうな中日が最速で迎えてしまったのもコロナによる対戦カードの偏りの為起きたイレギュラーでしょう。
最後になんとなくそれぞれの球団の勝利数と現在1位の巨人との残りゲーム数を並べてみます。
自分の贔屓の球団の消滅ラインまたは逆転優勝までの参考になればと思います。
(8/29現在)
※最後のカッコ内は自力優勝に必要な勝敗数の目安
これ以上のペースで負けたら消滅
読売巨人 58試合 34勝
DeNAベイスターズ 61試合 31勝 残15 (11-4)
阪神タイガース 59試合 28勝 残14 (11-3)
中日ドラゴンズ 62試合 27勝 残10 (消滅)
広島カープ 59試合 24勝 残12 (12-0)
ヤクルトスワローズ 59試合 23勝 残11 (11-0)